箪笥の着物をガラス衝立(裏面金屏風仕様)に製作。
着なくなった訪問着(左)をガラス衝立(右)にリメイクした事例3.屏風にする加工手順です。
①着物を本仕立てから解き、衽・上前・後身頃・下前衽とそれぞれの部分に分け、衝立にしたい範囲で柄併せをします。
②それぞれの部分の裂地を裏打ちし(生地の伸縮防止のため)、さらに全体柄併せの後、1枚の布として再度裏打ちします。
③裏打ちした屏風の裂地をガラス工場で樹脂ガラスに加工します。発送後
④額装屋さんで裏面を金屏風に加工し、ガラス屏風全体を枠にはめ込みます。
⑤衝立の脚を別注サイズで製作しはめ込みます。 以上が主な製作の流れです。
衝立にする部分の柄をガラスと樹脂に挟み、UV・高熱圧縮加工を施し、ガラスコーテングすることで完全に布がガラスと樹脂に密着し”色鮮やかなガラス衝立”になります。裏側を金屏風加工を施し、衝立の木枠にはめ込むと両面仕様が可能になります。