着なくなった留袖(左)をガラス衝立(右)にリメイクした事例４．衝立屏風にする加工手順です。
①留袖を本仕立てから解き、衽・上前・後身頃・下前衽とそれぞれの部分に分け、衝立にしたい範囲で柄併せをします。
②それぞれの部分の裂地を裏打ちし（生地の伸縮防止のため）、さらに全体柄併せの後、1枚の布として再度裏打ちします。
③裏打ちした屏風の裂地をガラス工場で両面ガラスに加工します。
④屏風加工は、訪問着事例(金屏風仕様)以外に両面袷ガラスにする方法もあります。厚みは1ｃｍです。
⑤屏風の脚を別注サイズで製作しはめ込みます。　　以上が主な製作の流れです。
　注）両面ガラスの場合は、生地に金駒刺繍や凹凸があるものはできません。また屏風の木枠は付きません。